doloondalai’s diary

記録用。とにかく歩く人。初心者なのでお手柔らかに、、、

モンゴルインターン記録⑥

またテレルジへ。

今回は、ツーリストキャンプの隣にゲルを構える遊牧民のお宅でオンラインツアーをするのだ。といっても、遊牧民にもいくつかタイプがあって、ここのお家は観光客を相手にしているので馬を多く買っている。

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牛糞燃料(アルガル)で火を焚いているので少し煙たい。この牛糞燃料、とっても万能で、なんとモンゴルの乾燥気候では3日で使えるまで乾くとのこと…!

着くと早速遊牧家庭の洗礼を受けた。椅子に座るよう勧められ、おもてなしのスーテイツァイ(モンゴリアンミルクティー)とボールツォグ、手作りパンを頂いた。

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右上がウルムというモンゴルのクリームチーズ

これは作り途中↓

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乳→ヨーグルト→ウルムの順にできていく。下の写真は制作過程のヨーグルトとウルムが写っている。
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羊の内臓は豪華なご馳走!胃、腸、肝臓、肺、血詰めがあり、本来はそれぞれ年齢の高い人から良い部位を取って食べていく。血、肝臓は女性に良いとされ、食べやすくもある。好みは人それぞれ。
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肉はナイフで食べやすいサイズに切る。今回は、肉の調理が微妙だったので、ゲルの真ん中にある炉で再加熱↓
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食後は馬に乗せてもらった↓
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山に囲まれて、とにかく景色が綺麗。写真の左端に毛を刈ったばかりのフタコブラクダが写っていますね↓
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ゲルは2つ。手前に家族で住み、奥は観光客用になっている。

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隣の青い建物には、韓国の警察が訪問中だったらしく、パトカーも止まっていた。

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奥にはツーリストキャンプがある。そっちに泊まればシャワーも食事も観光客用に用意されたものが出てくるであろう。
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モンゴル夏の風物詩。乳製品を乾燥させ、アーロールという保存食を作る↓
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去り際に、ホームステイしても良いとの提案を受けた。無料ステイの代わりに、私は羊を見張る番として働き、観光客が来たら英語で案内するのだ。大変魅力的だが、ビザの都合もあるため今回は渋々見送った。

 

ついでに、別で羊の臓物を頂いたときの写真も載せておこう。

知人のお宅訪問したのだが、奥様が6人子供を産んだので国から表彰されるということで、豪華な食事を用意していたのだった。モンゴルでは、子供を3人産むと第二勲章、6人産むと第一勲章を国から授かる。女性たちは地区ごとにスフバートル広場へ行き、必ず伝統衣装のデールと胸に勲章をつけて着飾る。このお家では、表彰の前夜祭として羊の内臓を購入したようだ。

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上は腸、下は血詰め。私は若干ぷりんとした食感の血詰めがお気に入り↓
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お裾分けを頂いた↓

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中にお湯を入れてしばらく置き、内側のひだを削ぎ落とせば下準備は完了↓
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後日、塩で茹でるのだろう。モンゴルは素材が全て美味しいので、肉と塩だけで激うまな一品が出来上がる。

この肉、素手で触ったのだが次の日も手から羊の匂いがぷんぷんしていた。でも触ってふるふるしていたあの感触は忘れられない笑

モンゴルインターン記録⑤

ウランバートル郊外

日本人墓地とダンバダルジャヤ寺院

オンラインツアーのための下見に行った。

 

モンゴルと日本の歴史的な関わりにおいて、元寇ノモンハン事件がよく挙げられる。しかし、第二次世界大戦後のシベリア抑留からモンゴル抑留にまで至ったことはどのくらい知られているのだろうか。

【場所】

ウランバートル日本人墓地→https://maps.app.goo.gl/7YVy2FcrRhFnRDYv8?g_st=ic

ダンバダルジャヤ寺院→https://maps.app.goo.gl/9QLrekJFVMoZKSW58?g_st=ic

 

【行き方】

①バス

ウランバートル市内からЧ27のバスに乗りЯпон цэргийн цогцолборまで。ダンバダルジャヤ寺院に行く場合はДамбадаржаа хийдまで。

乗り方は、バス停の前にあるキオスクみたいな小屋でICカードを買いチャージするか、乗り込むときに500トゥグルクを運転手に渡す。

②タクシー

道端で白タクを捕まえるか、UB cabという配車アプリを使う。

市内出発↓

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バス停からは少し歩く。
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門は自分で開ける。結構重かったが、たまたま中から車で来た人に手伝ってもらった。
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日本語が散見される。
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そういえば、途中ゲル地区でゴミ収集車が来ていた。また街中とは違うスタイル。
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途中、道に人気がなく不安になったがなんとか着いたので大丈夫。
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切り崩したような道端。
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重い門を開けしばらく進むと博物館がある↓

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振り返るとゲル地区が広がる。
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壁には桜のタイルが埋め込まれている。
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この奥に仏様の像がある↓
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眺めはこんな感じ↓
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事前に連絡すると、博物館の中も見せてくれる。

日本人墓地成立までの歴史や、過去に訪問した日本人の写真が飾ってある。
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モンゴル国内の地質について↓
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同じ日本語でも全く読めなくて難解だった↓
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6月に訪問すると、育てている花々が咲き誇っていて綺麗だった。以前は11月に来訪したので周りの景色も雪を被っていた。

 

次の目的地は丘を徒歩で20分ほど下ったところにあるダンバダルジャヤ寺院である。

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門↓
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チベット仏教寺院なので周りには摩尼車がある↓
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一度目に行ったとき。映画の撮影は行われていてそれっぽいセットが完成していた↓
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放置された建物↓

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抑留者たちの病院だったという建物が寺院内に残っている↓
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寺院の裏にある丘に行ってみた↓
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しかし、丘の中腹よりも手前に、例によって女人禁制の看板が…。モンゴルの神聖な山ではあるあるなのだが、一番上には男性しか行けない。
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諦めて中腹から眺めて帰る。
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2023年に新しく出来た道路があり、かなりスムーズに早く市内まで帰って来れた(珍しい)。

モンゴルインターン記録④

ウランバートルから車で約1時間、テレルジ国立公園へ。

 

今日は休日!ゆっくり寝れる!

と思いきや

朝電話がかかってきて、10分後には迎えに行くけど馬のショー見に行く?とのこと。飛び起きて超特急で支度した。

家の近くに来た同僚さんの車に乗り込むと、1時間もかからないうちに到着。テレルジ国立公園の入り口付近にあるMongol culture parkという施設である。

https://maps.app.goo.gl/HFNpXa2X6ekb5Wm26?g_st=ic

 

6月初旬なので花が咲き誇る初夏!

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馬頭琴楽団の演奏を聴いたゲル↓
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テレルジの水
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少し敷地内を歩くとカザフゲルが現れる。モンゴルゲルとの違いは、中に2本の柱がないこと・内側に色鮮やかなカザフ刺繍の絨毯を飾ることが分かりやすい。
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中央の火をたくところ
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ベシベルマルク↓

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骨付き肉はナイフを持ってる人が肉を食べやすいサイズに切り分けてくれる。他は小麦と玉ねぎ、人参、じゃがいもが入っている。


カザフの民族衣装を着た子供たち↓
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この後、メインの馬のショーを見た。モンゴルの文化も一通り見れるし、圧巻の馬芸なのでぜひ一度訪れてみるといいかもしれない。

トール川
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ヤクの群れがゆったりと移動している。
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帰り際、道路にぽつりぽつりと立ち並ぶテントで松の実を購入。
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モンゴルでは殻付きが一般的。殻をうまく噛んで割って食べるのだが、慣れるとこれが癖になる。
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帰り道の景色。
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1日中日差しにさらされていたため、大分疲れてしまった。日焼けもしたし、水分も少し足りなかったようで火照りつつ爆睡した。

モンゴルインターン記録③

今回は身勝手ながら半年も前の出来事を出来る限り残せるよう特にテーマはなく、ざっくばらんに写真紹介することにした。

 

インターンのためにネイルをナチュラルにしに行った。(後で特に必要なかったことが判明)

ジェルネイルが1200〜1500円でできるので破格。

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半年前にはあった顔がすり替わっていた↓
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モンゴル国立大学横の日の丸(日本人がやってる日本食食べれるとこ)が国立デパート前にたこ焼き出店!↓
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昼ご飯用に買ったコンビニのブリトー。これはコンビニで一番美味いと思っている。
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三種類あるうちの牛肉のやつ。米も詰まってる。
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大きなバス停でバスを待っていたとき↓
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二階建てバスに乗った。眺め抜群↓
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モンゴルピロシキは米も詰まっている↓
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広場には人工芝が敷かれる。家族、友達、カップルで訪れる憩いの場↓
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チンギスハーン博物館はなかなか見応えがあるのでおすすめ↓
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博物館と同じ通り沿いにあるカフェ。店内はとってもおしゃれでおすすめ。ベーグルが美味しい。

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チンギスビール工場を見学した。
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ここでしか飲めない
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Мандахというお店の2号店。チンギスハーン博物館の向かいあたりにある。細長いピロシキが有名なお店だけど、他の料理もサイズがちょうど良くておすすめ↓
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モンゴルの子どもの日6/1

日本では子どもの日と言えば5月5日。

しかし、旧社会主義国では6月1日が子どもの日であることが多いそう。

とにかく、6月1日はモンゴルでは子どもの日で祝日である。子どもだらけのモンゴルでは一大イベントだ。

 

今日はインターンも休みなので晴天を満喫しつつ友達と子どもの日のイベントを巡りに外出。一部交通規制もあり人出が多い。

 

こういう時は、とりあえずスフバートル広場に行けば大丈夫。

コスプレブース付近にはアーニャや炭治郎がいた↓

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着飾った子どもたちで溢れかえる↓
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関係ないけど新聞売り場↓
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友達との待ち合わせはルーズなので、一人でぽっつり腰掛けていると、隣に10分ほど一緒にぽっつりしていた男の子が去り際にグミをくれた。(モンゴルではお一人様文化が全くないと言ってもいい)
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公共トイレも行列↓
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道端でショルログ(串焼き)を購入。5,000トゥグルグなので200円くらい。
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囲碁ブース。かつて日本人が教えていたらしい?
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半分のゲル。伝統的文化を紹介してるっぽい↓
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シャガイという羊のくるぶしの骨で遊ぶのは有名。日本で言うとおはじきみたいなもの。初対面の人たちでも仲良く遊んでいる↓
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シャガイをかなりの遠距離から飛ばして的に当てる。体験するときは1mくらいだったのにベテランみたいな人が出てきて高確率で3mほどの距離から的に当てていく。

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路上には子どものおもちゃやバスケットボールブース、輪投げ、的当て、ソフトクリーム屋などが並ぶ。
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大事な移動手段スクーター🛴最近はQRでレンタル式のものが普及してきたが、これは人から借りたもの↓

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巡回パトロール
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広場のステージ大盛り上がり。午前は子供達が出演もしていた。↓

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これで数日前から子どもにあげるプレゼントをいそいそと買いに行っていた親も一安心だろう。モンゴルでは一家庭に5人子どもがいるのも珍しくない。長男が結婚していて末っ子は幼稚園児というのがざらにある。何なら親子で揃って出産しようかという話までするらしい。もちろん一人っ子の家もあり、私見だが、裕福な家庭に多く見られると思っている。少子高齢化の日本では今やなかなか見られない世界である。

モンゴルインターン記録②

私は日本のとある旅行会社でインターンをしていた。@ウランバートル

 

やったことは主に次の4つ。

・宿泊施設の情報刷新

・オンラインツアーの企画、実行、宣伝

あとは日々の雑務やちょっとした手伝いをしていた。

 

今日は宿泊施設を訪ね回った話について。

更新すべき箇所は全部で30ほどだった。モンゴル語か英語で電話をかけて訪問し、部屋や設備チェックをしていく。日本人にとってバスタブがあるかどうかは割と重要視されるらしいが、大体デラックスルームにしかついていない。

 

また、ホテルによっては日本語が話せるスタッフが常駐しているところもあり、日本語の浸透率は思ったよりも高い。

 

ウランバートルで日本人が行きやすいのは、フラワーホテルか東横インではなかろうか。前者はサウナと温泉も完備されている。日帰り入浴が可能なので、在住日本人にとってはかなり大切な場所だ。どちらも日本語が通じるし、ほとんど日本人向けのホテルになっているので安心だと思う。

 

訪れたとあるホテル↓

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コンセントは日本のやつそのままでもいける場合が多い(便利)。
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ところで、モンゴルでの乳製品といえばこれ。アーロール。

乳を乾燥させた保存食。形も固さも甘さも多種多様。よくチーズって言われるけど日本人がチーズを想像して食べるととんでもないことになる場合があるので要注意。↓
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ちなみに写真のアーロールは人からもらったもので、だいぶ固いやつだった。水とかでふやかして食べた。

 

雨上がり↓
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日本の排水設備は世界一レベルらしくて、モンゴルはというと、まだ予想外の大雨には対応できないレベルである。もともと降水量は多くなかったのだが、地球温暖化のせいか不都合が生じるほど洪水が起こるようになってきた。良し悪しというか必要不必要の話ではある。
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モンゴルインターン記録①

昨日バンコクから香港トランジットのウランバートルへの移動を終えた。そして今日は早速インターン先へ挨拶に行く!

 

ウランバートル中心に位置する政府宮殿。天気も良く、青空が広がる。

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広場では、古本祭りを開催していた。

↓物語や学校の教科書まで大量!社会主義時代の本もたくさん見受けられ、個人的には時間の許す限り本を漁れそうだった。
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チベット文字やロシア語、英語、ドイツ語、フランス語の本も見かける。

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インターン先は広場のすぐ横。挨拶をして、今後の出勤日や業務内容を確認し、すぐ解散した。

インターン #モンゴル #ウランバートル #旅行