doloondalai’s diary

記録用。とにかく歩く人。初心者なのでお手柔らかに、、、

モンゴルインターン記録⑥

またテレルジへ。

今回は、ツーリストキャンプの隣にゲルを構える遊牧民のお宅でオンラインツアーをするのだ。といっても、遊牧民にもいくつかタイプがあって、ここのお家は観光客を相手にしているので馬を多く買っている。

f:id:doloondalai:20240205160527j:image

牛糞燃料(アルガル)で火を焚いているので少し煙たい。この牛糞燃料、とっても万能で、なんとモンゴルの乾燥気候では3日で使えるまで乾くとのこと…!

着くと早速遊牧家庭の洗礼を受けた。椅子に座るよう勧められ、おもてなしのスーテイツァイ(モンゴリアンミルクティー)とボールツォグ、手作りパンを頂いた。

f:id:doloondalai:20240205160530j:image
右上がウルムというモンゴルのクリームチーズ

これは作り途中↓

f:id:doloondalai:20231224093119j:image

乳→ヨーグルト→ウルムの順にできていく。下の写真は制作過程のヨーグルトとウルムが写っている。
f:id:doloondalai:20231224093132j:image

羊の内臓は豪華なご馳走!胃、腸、肝臓、肺、血詰めがあり、本来はそれぞれ年齢の高い人から良い部位を取って食べていく。血、肝臓は女性に良いとされ、食べやすくもある。好みは人それぞれ。
f:id:doloondalai:20231224093139j:image

肉はナイフで食べやすいサイズに切る。今回は、肉の調理が微妙だったので、ゲルの真ん中にある炉で再加熱↓
f:id:doloondalai:20231224093153j:image
食後は馬に乗せてもらった↓
f:id:doloondalai:20231224093136j:image

山に囲まれて、とにかく景色が綺麗。写真の左端に毛を刈ったばかりのフタコブラクダが写っていますね↓
f:id:doloondalai:20231224093149j:image

ゲルは2つ。手前に家族で住み、奥は観光客用になっている。

f:id:doloondalai:20231224093126j:image

隣の青い建物には、韓国の警察が訪問中だったらしく、パトカーも止まっていた。

f:id:doloondalai:20231224093146j:image

奥にはツーリストキャンプがある。そっちに泊まればシャワーも食事も観光客用に用意されたものが出てくるであろう。
f:id:doloondalai:20231224093122j:image

モンゴル夏の風物詩。乳製品を乾燥させ、アーロールという保存食を作る↓
f:id:doloondalai:20231224093129j:image

去り際に、ホームステイしても良いとの提案を受けた。無料ステイの代わりに、私は羊を見張る番として働き、観光客が来たら英語で案内するのだ。大変魅力的だが、ビザの都合もあるため今回は渋々見送った。

 

ついでに、別で羊の臓物を頂いたときの写真も載せておこう。

知人のお宅訪問したのだが、奥様が6人子供を産んだので国から表彰されるということで、豪華な食事を用意していたのだった。モンゴルでは、子供を3人産むと第二勲章、6人産むと第一勲章を国から授かる。女性たちは地区ごとにスフバートル広場へ行き、必ず伝統衣装のデールと胸に勲章をつけて着飾る。このお家では、表彰の前夜祭として羊の内臓を購入したようだ。

f:id:doloondalai:20231224093219j:image

上は腸、下は血詰め。私は若干ぷりんとした食感の血詰めがお気に入り↓
f:id:doloondalai:20231224093227j:image

お裾分けを頂いた↓

f:id:doloondalai:20231224093223j:image

中にお湯を入れてしばらく置き、内側のひだを削ぎ落とせば下準備は完了↓
f:id:doloondalai:20231224093216j:image

後日、塩で茹でるのだろう。モンゴルは素材が全て美味しいので、肉と塩だけで激うまな一品が出来上がる。

この肉、素手で触ったのだが次の日も手から羊の匂いがぷんぷんしていた。でも触ってふるふるしていたあの感触は忘れられない笑