doloondalai’s diary

記録用。とにかく歩く人。初心者なのでお手柔らかに、、、

シドニー③ HAPPY NEW YEAR

7:00 チェックアウト

8:45 ボタニカルガーデン整列

11:00 入場

21:00 花火第一回目

24:00 年越し花火

必須情報まとめ
  • 一番人気の花火観覧スポットはオペラハウスの横
  • 在住者おすすめの観覧スポットはオペラハウスの対岸
  • 場所によって予約・入場料が必要
  • 場所によってアルコール持ち込み制限がある
  • 打ち上げ時間は2回
  • 打ち上げ場所は数か所ある
  • 公共交通機関と道の規制に注意
  • おすすめの持ち物(トイレットペーパー、飲食物、レジャーシート/テント、時間つぶし用のトランプや本など)

☆公式サイトを要確認

 

今日はシドニーの目玉、世界一早い年越し花火を見るために一日を費やす。なんと、花火は1年以上前から計画しているのだとか。

モテルでは、盛大に汚してしまった布団を取り換えてくれたと思いきや、置いてあった台湾土産(6個入り)がさり気なく5個に減っていた。どうぞ持って行ってください。お菓子ならいくらでも置いていきます。チップすら払う現金がないのですから…

f:id:doloondalai:20240217140729j:image

年越し後すぐに空港へ向かうので、全ての荷物を持って向かう。

電車の時刻も下調べ済み。聞くところによると、シドニーの年越しには、前夜から席を取っている人もいるらしいとか。期待半分、恐れ半分で電車に乗り込む。電車内では足を上げたら罰金らしいけど、朝の郊外からの電車に乗っている人は結構自由な感じ。
f:id:doloondalai:20240217140709j:image

昨日の下見の結果、今回見定めた場所は、ボタニックガーデン内のFleet Steps。シドニー年越し用の公式サイトから観覧スポットは選べる。

Sydney new year fireworksで検索→Vantage pointsを選ぶ

何と観覧スポットは全部で49もある。公式ではないのも含めるともっとあるだろう。一番人気はもちろんオペラハウスの横。スポットをタップすると、開場時間が書いてある。

我々は9時を目指して行ったのだが、8:45に着いた時にはこのありさま。しかもガーデン内への入場は11時からとのこと。

f:id:doloondalai:20240217140649j:image

大荷物の観光客や留学生、出稼ぎ勢とその親戚たち。地元の人はまず来ない場所ナンバーワン。園内でくつろぐはずが、並んでレジャーシートを広げ飲み食いする始末。トランプする人、スピーカーと練り歩くDJ、etc
f:id:doloondalai:20240217140706j:image

無料の給水所もある。
f:id:doloondalai:20240217140736j:image
先着順ではあるが、入場できるか不安になってきた。
f:id:doloondalai:20240217140636j:image

10時半、漸く列が動き始め、一昨日も訪れた美術館の前を通り過ぎ、荷物検査を受けた。するすると通り過ぎていく人たちを横に、生活用品全部入ったバックパックを見ると荷物検査のスタッフも苦笑い。水以外は持ち込み禁止なので、それだけ確認されると後は緩かった。ちなみに再入場も禁止なので要注意。ただし、中で飲食物は購入可能。
f:id:doloondalai:20240217140719j:image

ディズニーの入場後みたいに、皆速足で園内を行く。入場ゲートを通ってから結構歩く。Fleetstepsはすでに入場者が満杯で、その先の観覧スポットまで行く。木が茂っており、花火を綺麗に見られる場所はもうほとんど埋まっている。
f:id:doloondalai:20240217140629j:image

内側の一角に場所を取った。ゴミ箱の横だけど仕方がない。買い溜めた食料で昼ご飯にしてすぐに、今夜は寝れないであろうと昼寝を始める。すぐ近くで、フランス人グループが大音量で音楽を流して酒を飲み踊り狂っている。そのうちスピーカーを担いで練り歩き始め、他の場所からもフランス人が集ってきた。中でも一番はしゃいでいた女性が顔を真っ赤にして道端で寝始めた。日本ならば公然迷惑だろうが、年越し花火をここまでして見に来る人達にとってはさして苦ではない。
f:id:doloondalai:20240217140722j:image

隣に陣取る日本人グループが2つ。ワーホリ勢らしき人たちと、いかにもな海外女子の雰囲気を醸し出す人たち。後者が外から買い物をしてきたようなので、我々も再入場できるのではないかとゲートまで戻ってみた。しかし、警備の目をうまく掻い潜る人もいれば止められている人もいて、全荷物を残して入れなくなったら悲しいので諦めた。美味しそうな屋台フードを持っている人を凝視してしまうけれど、物価も相まって法外に高いので手が出せない。
f:id:doloondalai:20240217140726j:image

高校時代の友人もシドニーを訪れていて、うまく入場できるかもしれないと、スーパーでの買い出しをして来てくれた。しかし、警備に止められ、柵を挟んで久々の再会を喜んだのも束の間、柵から離れろとのお達しが下った。まるで国境地帯だ。泣く泣く別れを告げ、花火を待つ。我々のすぐ後ろにもう一組日本人が来た。留学中っぽいが大層テンションが低い。暇だ暇だとつぶやき続けるが、そのうち花火が見えづらい場所だとか言って去っていった。待ち時間があるのは周知の事実だと思っていたが、そうでもなかったらしい。やはり周りの会話に耳を傾けるのは面白い。

だんだん日が暮れてきた。周囲もそわそわしてきた雰囲気である。お手洗いに行っておこうと仮設トイレに行くと、どこも水が流れずトイレットペーパーが詰まっている。もともと園内にあるトイレも、匂いがひどいうえにトイレットペーパーがないのは当たり前、すごく並ぶ。ここでやっと外国にいる実感を得た。いくら交通や街並みで利便性を実感しても、こういうところは日本の方が断然に良い。
f:id:doloondalai:20240217140646j:image

元居た席では見えるはずがないので、人ごみに紛れて前の方に移動。少しでもブルーシートを踏むとわめき散らす陣取りおばさんがいる。怖いので距離を取っておこう。芝生から道路へ降りる段差の部分はオペラハウスが見えやすいが、警備の人から降りるように言われる。そんな人たちが多いらしく、警備が降りろと叫ぶたびに、後ろで席取り合戦に勝利していたちから歓声が上がる。大分盛り上がっている。

第一弾の21時。ファミリー向けの花火の時間が始まった。どうやら子供が花火を見て寝れるように深夜の前に一回打ち上げるらしい。
f:id:doloondalai:20240217140642j:image

花火が終わると一旦人々も解散する。お願いだ、このまま人数減ってくれ。
f:id:doloondalai:20240217140653j:image

減るわけもなく、もっと良い場所を探し求めて移動。荷物は置きっぱなしだが、貴重品は持っているし、取られて困るものなどない。何より、ゴミ箱の横にぼろい荷物が転がっているだけだ。

来るときに目を付けていた場所が、人で埋まりかけていたので陣取りする。階段横が急斜面で、滑り落ちては登ってを繰り返すうちに足がつりかけてきた。
f:id:doloondalai:20240217140623j:image

良い位置。ライトアップがめちゃくちゃ綺麗。ちなみに、写真手前にいるのがFleetstepsの入場に成功した人たちだ。何時から並んだのだろう…↓
f:id:doloondalai:20240217140626j:image

こんな感じで人酔いしそうだが、気温も下がって寒めなので熱気が丁度よい。自分たちも、アドレナリンでこの時間まで起きていられるようなものなので、あまり気にせず花火まで待てる。

f:id:doloondalai:20240410164254j:imageと、欠航便で仲良くなったオーストラリア人の2人から、反対側で自分たちも花火を見るとの連絡が来た。さっきの花火の動画を送ってくれて見たところ、橋の反対側(オペラハウスの対岸)だった。我々は橋が深夜1時頃までクローズで通れない&帰りは大混雑すると聞いて無難にオペラハウス側に陣取ったのだが、時間に余裕があれば対岸がベストスポットであることに間違いはないだろう。

園内からも十分綺麗に見える↓

f:id:doloondalai:20240410163808j:image

荷物置きっぱなしだったので(危機感は若干あった)取りに戻るが暗くて場所を覚えていない。なんとか見つけ出す。ゴミ箱の横だったのも幸いしたのか、そのままだった。
f:id:doloondalai:20240217140712j:image

このまま空いたら帰ろうかとのろのろしていると、さっさと帰れとのアナウンスを食らった。警備員も巡回しているのでうまく隠れない限り居残りはできそうにない。引き上げる途中、テントや毛布がそのまま捨てられているのを見かける。
f:id:doloondalai:20240217140656j:image

行列に従うまま電車に乗ってMascotまで戻ってきた。深夜の空港直通の電車は運航していなかった。歩いて30分もかからないので、大荷物を抱えたまま空港まで歩く。途中までは、空港近くのホテルに泊まっている人たちと道を共にしていたが、それも過ぎると、同じようにバックパック背負って歩いている西洋人が前を行くのみになった。
f:id:doloondalai:20240217140733j:image

国内線ターミナルに着くと、ドアが閉まっていて建物内には入れない。仕方がないからバス停の椅子で休む。横になっていると、インド人らしき英語の拙い女性が声をかけてきた。家に帰りたいがバスはないのかと聞いてくる。スマホの充電が切れているようだったのでモバイルバッテリーを貸しつつ話を聞くと、働いている人のようで、どうにかして最安値の手段で帰宅したいらしい。しかし、この時間ではタクシーくらいにしか乗れないというもの。電池が復活するとタクシーを呼ぶと言って歩み去っていった。我々はこのままチェックイン時間を待つ。

 

#オーストラリア #シドニー #年越し #海外旅行 #旅 #バックパック