doloondalai’s diary

記録用。とにかく歩く人。初心者なのでお手柔らかに、、、

長野で里山交流してきた話

長野県栄村小滝集落

1月最初の休日で、長野県のとある村のお祭りに参加した。どうろくじん祭りである。道陸神とも書き、道祖神の栃木県独特の呼び名であるという。長野県安曇野市が有名ではあるが、県全体に広く存在するそうだ。

今回訪れたのは、新潟県に隣接する長野県栄村の小滝集落。地域おこしに積極的で、過疎化が指摘される現代でも集落内では元気に子供たちが遊んでいる。ここでは小滝の伝統的などうろくじん祭りに参加する。

長野県栄村の位置

途中に寄ったお店で野菜ラーメン山盛りを頼んだら文字通り山盛りだった。しかも1,000円行かないのだからお得感がすごい。

飯山周辺のグルメは結構多い(特にラーメン)。ここは温泉に隣接しているのでその点でも便利だと思う。

場所▶レストランみゆき野六方

 

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お次はパフェが評判のパティスリーヒラノ。ケーキもたくさんあって迷ってしまう。

場所▶パティスリーヒラノf:id:doloondalai:20240515133121j:image

そして最後に、生チョコ発祥とされるチョコレートショップに立ち寄った。休日の賑わい方がすごい。雪が降っていることもあって店内は込み合っていた。

maps.app.goo.gl

 

小滝集落に到着。今回は特別に公民館を使わせていただいている。
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スーパーで買い込んだ食材でアヒージョ。
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と、お鍋。寒さと大雪の中、少しはしゃいでしまった後なのですごく温まる。
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一夜を寝袋で過ごしてみると、外は清々しく晴れていた。個人的にはどの季節の絶景よりも雪景色が好きなので、とても嬉しい。
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お祭りの日に新雪が積もって晴れる強運。地元の方々が既に準備をしてくださっていて、神社のある広場に集合する。子供たちと近くの大学生たちが雪遊びをしつつ、干支の祠らしきものを雪で作る。今年は辰なので何とか辰らしいものを作り上げた。
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願い事を習字したものも一緒に燃やす。下火になったころには、まるでもちもちの木みたいに、枝にカラフルなもちをさして焼いていた。どれも手作りで、緑、紫、白、赤などそれぞれ味も異なる。

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墨を顔などにつけると魔除け?になるらしい。子供たちは顔を真っ黒にしあっている。その後、雪でできた辰の真ん中に空いた口を通して大人は子供たちに賽銭をする。それが終わったら、神社の祠側に年男、年女が立ってみかんとお菓子をまく。何がすごいかって、子供に交じっておじいちゃんおばあちゃんが負けじと降ってきたみかんを拾っているところだ。村の活気と雰囲気がよく伝わってきた。私もあんな風に年をとりたい。
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片付けも一通り終えて、帰路につく。温泉に寄ってひと風呂入ってから帰ることにした。

今回訪れた小滝集落は、実は長野県北部地震で大きな被害を受けている。あまり知られていないが、2011年の東日本大震災の翌日、3月12日にマグニチュード6.7、最大深度6強の大きな地震が起きている。救助の人手はほとんど東北に集中し、小滝集落では家屋が崩壊しただけでなく外に通じる唯一の道が塞がれてしまっていた。さらに、被害は一時的でなく、最高積雪量を記録した森宮野原駅が最寄りなだけある雪深い小滝では、雪解けが進むにつれ地盤に亀裂が入っていることが露呈した。道路や田んぼに被害を受けていたのである。この出来事をきっかけに過疎化も進みはしたが、集落の団結が深まり外部との交流を積極的に持つ画期的な場所になったのである。

集落内部には空き家を改装した「となり」という宿もあるので、是非一度訪れてみてはいかがだろうか。この記事では小滝の魅力を十分に語り切れてはいない。しかし、そこに住む人たちのパワーを少しでも感じてもらえたらと思う。