予想外の飛行機大遅延に遭遇した記録。
本来の予定
7:00 タンソンニャット空港(ホーチミン)発
19:40 シドニー着
実際の出来事
7:00 ボーディングできない
7:30 欠航が発覚
9:00 ホテル送り
10:30 朝食ビュッフェ
16:00 街歩き(タンディン教会)
24:00 ホテル発
今日も今日とて早朝にチェックインすると、フライト遅延のお詫びに朝食サービスを受けた。MIEN XÃO TOM CUAと書いてあり海老春雨っぽい。美味しい。
残りの端金を使うべくお店をまわるけれど、空港でそんなに安いもの売っているわけがなかった。
出発10分前にもなると混み合ってきて、もう既に遅延の知らせが入っていたからまた少し遅延しているのかな、というくらいにしか思っていなかった。しかし、フライト時刻を30分も過ぎた頃に、スタッフさんが何かをアナウンスしつつ歩いて来た。搭乗口に人だかりが出来ているので周囲に状況を聞きつつ行ってみると、機械に問題があるらしいことだけが分かった。
とりあえず写真を撮って席に戻り、周りと情報共有をする。今出来るのは次なる情報を待つことのみ。スタッフも何も知らされていないばかりか、整備の人も仕事が大変そうだ。搭乗口まで来ていた機体は引き返して行く。ここまで来といて飛ばないんかい。
隣に座っていたタイ人と仲良くなった。元同僚がシドニーで働いていて、旅行を兼ねて会いに行くらしい。突如、色々な国のマグネットを集めているからと、鞄を私に託してお店に買い物をしに行った。LINEを交換したので何かあれば電話するよう言い残して…
10分もしないうちに次のアナウンスが入った。航空会社側でホテルを手配したから、次のフライトまでそこに移動するようにとのことだった。確かに搭乗口には次の便に乗る人が集まって来て大混雑している。情報共有手段がアナログで、少しでも気を抜いたら置いていかれるパターンだ。日本でも目的地でもない国でホームアローンは避けたい。
貼られたホテル情報。結局着いたところは違うホテルだった↓
ぞろぞろと近道を抜けて再入国。
こんなスタンプを押される日が来るとは思わなんだ。
バスが来るからあっち歩いて行って待ってろ、との雑な指示を受ける。またもや待ちぼうけ。やっとバスが来たので乗り込むが、よく分からないまま大勢で大型バスに乗り込む感じは小学校の遠足を想起させる。
ホテル着。
そのままチェックインしたはいいものの、渡されたカードキーの部屋には既に宿泊客がいた。
受付に戻って新しいカードをもらうもまた同じ。時刻は10:30頃、おそらく今日チェックアウトする客がまだ部屋に居たのだろう。大型機分の人数が来たのだからホテル側もさぞ大変だったに違いない。同じような事態に陥った他の乗客と待ちぼうけ。
なんと最上階のスイートルームに案内された。広い!ベッド独り占め!最高!
ふかふかのベッドで熟睡して起きると次のフライト情報が届いていた。真夜中まではまだ時間がある。
ホテルのプールに入ろうかとも思ったが、混んでいたのでやめた。
30分ほど歩けばタンディン教会に行ける。カフェでコーヒーも飲みたい。というわけで、散策に出ることにした。
少し歩いただけで汗ばむ気候、台湾とは比べ物にならないくらい蒸し暑い。旅行中の温度差が激しくて風邪を引きそうだ。
川沿いの細い道?アスファルト?の上を歩き、お寺横を通る。
裏路地も大丈夫そうだったので近道する。バイクも同じように近道してくるのでそれは危ない。
ホーチミンの中心部は外国人が多いが、ここまで来ると地元民だらけである。
道端のココナッツとバイクだらけでなかなか進まない車と仏教施設?↓
暑過ぎる気温のせいか社会的にそうなのか知らんけど、歩行者を想定していない歩道。道端にいる人って大抵お店の人だから、歩いている人なんて自分以外にそうそう見かけない。
やっと到着。教会の前には市場があり、ローカルな雰囲気で賑わっている。
日が暮れかけている。
教会の中には入れないが、音楽が外まで聞こえてくる。
日本人もそこそこいる。
フランス統治時代に建てられたらしい。ホーチミンで2番目に大きいカトリック教会。歴史的にというよりは、ピンクの外観が映えるので人気の観光スポットという感じだ。実際、私を含めた観光客は外観を写真に収めて帰っていく…
道を挟んで反対側のコンカフェ。例によって現金オンリーなので退散せざるを得なかったTT
コーヒー豆屋さん↓
カラフル幼稚園↓
途中で日本語を発見。会社が集っていた↓
迷いかねないので来た道をそのまま戻るが、何か食べたい。道すがらミニスーパーや市場はあるものの、いまいち食べたいものが見つからない。最後の最後で、見たことのない食べ歩きできそうなものを発見。しかもなけなしの現金でも買える額…!
どれでも良かったので、適当に指をさして、おばさんがこれ?と聞き返すのに頷いて買った。前回来たときの経験は確実にいきている。NoとYesとOKさえ言えればどこでも通用するのだ。あとはジェスチャーなりスマホなりで大丈夫!
ホテルに戻ってシャワーを浴び、荷造りすれば準備は完了。最上階というだけあって眺めが良い。
向かいが綺麗なマンションだったので思わず観察してしまう。
暇潰しにテレビをつけた。ゲゲゲの鬼太郎が放送されている。日本、韓国、欧米の番組も放映されているが、中国とロシアからは社会主義の匂いを感じる。特にロシアのニュースは8割型ウクライナ関係で残りはほぼハマス関係だった。
そろそろ部屋を出ようかとすると、タイ人から連絡がきた。事あるごとに私に確認をとってくるなとは思いつつチャットを開くと、もうロビーにいるとのこと。日本人よりも時間に敏感だった。
シャトルバスで空港に送り返された我々。
フライトを確認し、やっと出発できると胸を弾ませてタイ人と列に並んだ。さらなる困難が待ち受けているとも知らずに。
(続く)